ぢおの世界〜アストルム編〜

是非とも氷川教に入信を

軽い仮面ライダーレビュー 平成一期編

仮面ライダーというのはファン層の厄介さもあり、評価で争うこともしばしば。

そのせいで、新規の人が入って来にくいのではないだろうか。

そこで、個人的な感想というか初心者向けにレビューをまとめてみた。

 

 

1.クウガ

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平成ライダー第一作。

今までの特撮とは違う、ドラマに力を入れ、特撮作品の『お約束』に全て理由をつけていった作品。

主人公五代の苦悩と怪人による殺戮を描き、暗い雰囲気はあるものの、それとして独特な爽やかな空気もある。

全50話を使って五代というヒーローを描き切った珠玉の一作。

全体的に高レベルに纏まっており、敵の謎や仕掛けを解く過程や、現在では見ることのできない激しいバイクアクションが魅力的。

かなりの名作だとは思うが、一方で神格化しすぎる過激ファンが困りもの。

終戦も、もっと派手な戦いを見たかったという人も少なくない。自分もその一人。

もちろんお勧めできるクオリティだが、少し暗いかも?

 

 

2.アギト

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今まで基本的にひとりのライダーの物語だったが、アギトでは複数主人公に。

全員のキャラクターを描き切っており、一つの謎に収束していくストーリーはかなり面白い。

それぞれ全く立場の違うライダー同士の掛け合いも面白く、シリアスもギャグも楽しい。

が、最終盤は蛇足と言われることも少なくない。

個人的には後光が強い朝~夕のアクションシーンが見にくく感じる。

でもおすすめできる。

 

 

3.龍騎

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結構有名な作品だと思う。

13人のライダーの殺し合いという、今までになかった異色の作品。

シナリオだけでなく、デザイン・ライダーのモチーフも今作からかなり広がった。

個人的には、設定周りの謎が多すぎて、疑問が勢いで流せないのがマイナス。

もう少しギャグシーンを増やしてほしかったというのもある。

しかし十分に名作。

おすすめするときは人を選ぶ。

 

 

4.555

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これも有名。

客演にめちゃくちゃ恵まれてる。

人間と化け物の境界線を描いた作品。

確かにシナリオは良いが、筆者的には結構マイナス。

真っ当にヒーローの共闘を観たい人間としては、長々としたすれ違いや内輪揉めは見ていて苦しいし、長田さんのいじめシーンもしつこすぎてキツい。

中だるみも酷く、結果最終回周りでは急ぎ足すぎたのは残念。

ライダーデザインやアクションは文句なしにカッコいい!

お勧めしにくい。

 

 

5.剣

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ご存知オンドゥル。

正直序盤は滑舌をネタにしなければ笑い話にもならないほどキツい。

滑舌・謎のOP映像、アバンにはいるタイミング、独特な言い回しなど様々な要素がシュールな笑いを誘ってくる。

しかし中盤からの盛り返しはシリーズ随一で、結末も映画と本編で二つ用意されているのが嬉しい。

しかし序盤乗り切らないときついのと、後半もダラダラと仲間の一人が闇堕ちを続けているのがマイナス。

555と合わせてやたらと評価上がってるけど、電王やW等といった名作に比べるとそこまででもない。

剣特有の独特な空気感はハマる人はめちゃくちゃハマる。

設定周りは結構明かされていて、考察が楽しい。

おすすめはできないかも。

 

 

6.響鬼

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平成一期随一の異色作。

これまでの作品が友情など、子供に向けたメッセージ性があったのに対し、響鬼は大人向けのメッセージが多くなっている。

鬼として人々を守る大人と、思春期の子供の対話を描いた話なのだが、大人に諭されて子供が成長する、というだけではなく、子供の懸命な姿を見て大人も成長するのが見ていて心地が良い。

カッコいいし面白いのだが、仮面ライダーかと言われたら首を傾げる、そんな作品。

ばちくそカブトの製作に影響を出したのが個人的に大マイナス。

でも響鬼で培われたマジョーラ塗装の技術は後の作品でも大活躍している。

おすすめはできるけど、仮面ライダーの入門としてはあんまりかも。

 

 

7.カブト

高級食材をふんだんに使ったインスタントラーメン。

脚本以外の全てが完璧。

脚本抜きなら仮面ライダー全一。

でも現実はそう上手くいかなかった。

詳しいことは別記事で書いてるのでそっちを参照。

物語としてはアレだけど、中だるみとか退屈とかはないしギャグも多めだし見ててカッコいいのでおすすめできる。

おすすめできるったらできる。

 

 

8.電王

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仮面ライダーの入門と言ったらまずこれ。

クオリティ抜群!

実はかなり暗い物語なのだが、暗い雰囲気をイマジンズのコント芸で打ち消す手法はかなり上手い。

ただ、設定周りはほぼ明かされないので、なんで?って聞かれたらめちゃくちゃ困る。

でもそんな謎もストーリーのクオリティの高さで気にならなず、ストーリーにドンドン飲み込まれていく。

大ヒットして仮面ライダーを支えた花形。

でものちの映画連発は晩節汚しまくりだと思う。

文句なしにおすすめできる作品。

 

 

9.キバ

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ニチアサの昼ドラ。

何を言ってるのかわからねーと思うがおれもわからねー。

かなりカッコいいライダーデザインに、気持ちの良いエンディング。

放送当時は見にくいと不評だった時代転換も一気見できる現在の環境だと解消されているので、物語に入り込むことができる。

しかし、本放送は大事なシーンをカットしすぎてディレクターズカット版を見たのとそう出ないのではかなり印象が違ってしまう問題作。

詳しくは君の目で確かみてみろ!

おすすめはできないこともない。

 

 

10.ディケイド

平成一期1番の問題作。

PTAにも怒られた。

ワクワクさせる設定周りやキャラクター群は魅力的だが、それを全部無駄にした。

これは平成一期を全部見てからの方が良いと思う。

クウガ~キバの世界をそれぞれ簡単にリブートして、その世界を主人公門矢士をはじめとする光写真館一行が旅していくというストーリー。

既存作品のリブートなので、それ自体が賛否両論だったり、かなり大胆なアレンジで世界によって評価が別れたりしている。

アマゾンの世界なんてやってないでとっとと風呂敷畳んどけ。

てか能力やヴィジュアル的に十面鬼ラスボスで良くない?

でも嫌いになれない。士たちもなんだかんだ愛され続けている。

おすすめできるわけがないッ!ジャイロッ!!

 

 

いかがでしたか?(お約束)

平成二期はまだ見てないやつもあるので未定だよ。